(CURRENT的スケートボードパーク利用 モラル&マナー) 第2回テーマ[スケートパーク内立入問題]
新設が続くスケートボードパークとマナーの重要性
2025年9月現在、日本各地でスケートボードパークの新設が相次いでいます。オリンピック競技として定着したこともあり、利用者層は子どもから大人、初心者からトップアマまで幅広くなりました。
その一方で、利用者以外の立ち入りやマナー違反によるトラブルも散見されます。スケートパークの安全性を維持し、長期的に施設を存続させるためには、利用者一人ひとりの意識と行動が不可欠です。
滑走エリアは「スケートボード専用空間」
スケートパークの滑走エリアは、スケーター同士が複雑に動線を共有しながら利用しています。
経験者は、他の利用者の動きを予測し、自分の滑走のタイミングを自然に調整していますが、そこに外部の人が突然立ち入ると、予測不能な状況が生まれ、重大な接触事故につながる危険性があります。
「子どもを近くで見たい」「写真を撮りたい」といった気持ちは理解できますが、滑走エリア内への立ち入りは、利用者本人とスケーター双方の安全を脅かす行為です。観覧や撮影は必ず指定の観覧エリアから行うよう徹底しましょう。
他競技との比較で理解する「専用空間」の意味
野球やサッカーなど他の競技において、保護者や友人がプレーエリアに自由に立ち入ることはほとんどありません。
理由は明快で、「危険だから」「競技の妨げになるから」です。
スケートパークの場合、セクション(ボックスやランプなど)が公園の遊具に見えるため、競技専用施設であるという認識が薄れがちです。しかし、あくまでスケートボードの技術向上と競技練習を目的とした設備であり、遊具としての利用は想定されていません。利用者以外の立ち入りや遊びによる使用は、事故の原因となるだけでなく、施設の破損や閉鎖を招く恐れがあります。
パーク存続の鍵は利用者のモラル
実際に国内外では、マナー違反や事故を理由にスケートボードパークが閉鎖された事例も存在します。特に「無関係者の立ち入り」「セクションの誤使用」「飲食物や荷物の放置」などは、管理者からの指摘が多い典型的な問題です。
パークの運営は行政や地域住民との信頼関係の上に成り立っています。利用者がルールを遵守し、安全意識を持つことが、そのまま施設の存続につながります。
まとめ
スケートボードパークは誰もが自由に楽しめる場所であると同時に、ルールを守らなければすぐに失われてしまう場所でもあります。
「自分だけは大丈夫」という意識を捨て、利用者以外は滑走エリアに立ち入らない。
立ち入る場合は他の滑走者などに配慮、声掛けや了承を得るなど互いに声を掛け合い、パークを安全で快適に保つことが、スケートボード文化の発展にも直結します。
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