Professional Skateboard League(PSL) 記念すべき第一回となったエキシビジョンマッチが開催!!初代王者はどのチームに??
「Professional Skateboard League(PSL)」はレジェンドプロスケートボーダー、マイクモー・カパルディとショーン・マルトが設立した新感覚のコンテストだ。
これまで事前にコンテストフォーマットなどが発表され、ついにエキシビジョンマッチが開催された。
CURRENT編集部一同、どんなコンテストになるか非常に楽しみしていた。
今回は2月1日にコンテストの様子をアーカイブ公開されたのでそちらを視聴した忖度ない率直な感想をお届けする。
まず、2人1組の構成されたチームが4チーム参加。
ポール・ロドリゲス&ダショーン・ジョーダン、マイルス・シルバス&アート・コードヴァ、ナイジャ・ヒューストン&ザック・サラシーノ、ジェイミー・フォイ&ロマン・ヘイガーという組み合わせとなった。
コンテストフォーマットも前回の記事の内容とほぼ相違はなかったがその全貌が明らかになった。
・オフェンスは3回失敗するまでトリックにトライ(成功し続ければ何度でもトリックにトライできる)
・オフェンスがトリック成功した場合ディフェンスは同じトリックに挑戦
・ディフェンスが2度失敗した場合オフェンスに1ポイント加算
・オフェンスが3回失敗したら攻守交代
・これを先攻後攻の5ラウンド実施し多くのポイントを獲得したチームが勝利
・先攻後攻はコイントスで決定するシステム
昨今のコンテストフィールドと異なり、ステア(階段)のみ、このステアを飛んだトリックで競う形だ。
開幕に伴う「始球式」のような形で行われた「ファーストトリック」にはレジェンドプロスケーターのエリック・コストンが登場。
スイッチヒールフリップをトライするも惜しくもミスしたが会場は盛り上がった。
第一試合はポール・ロドリゲス&ダショーン・ジョーダン対マイルス・シルバス&アート・コードヴァ。
一進一退の攻防となった第一試合は40分を越える長期戦となり8-7でマイルス・シルバス&アート・コードヴァが勝利した。
第二試合はナイジャ・ヒューストン&ザック・サラシーノ対ジェイミー・フォイ&ロマン・ヘイガー。
第一試合とは対照的に1ラウンド目からナイジャ&ザックがリードを広げた。
最終的にはジェイミー&ロマンが追い上げたが一歩届かず、こちらも30分を越える長期戦を制して9-8でナイジャ・ヒューストン&ザック・サラシーノが決勝へと駒を進めた。
決勝はマイルス・シルバス&アート・コードヴァ対ナイジャ・ヒューストン&ザック・サラシーノ。
序盤からスタートダッシュを切ったナイジャ&ザックが3ラウンドを終え8ポイントリードと終始圧倒し、最終的には10-5とダブルスコアで初代王者となりチャンピオンベルトを獲得した。
今回は開催前のトーク配信からマイクモーとショーンが再三言っていた通りエキシビジョンマッチ、所謂テストマッチの意味合いが強く、また視聴していた筆者も多くの改善点があると感じた。
[総括]
まず一番最初に感じたのが「Game of S.K.A.T.E」という日本では「スケートゲーム」というものにフォーマットが凄く似ている。
これはジャンケンで先攻後攻を決め、先攻のライダーが出したトリックと同じトリックを後攻のライダーが挑戦し失敗すると「S」から順番に「E」まで着いてしまうと負けとなる。
先攻は2回トリックを返された場合攻守交代となるシンプルなゲームで勝敗を決める。
この「Game of S.K.A.T.E」のアレンジしたものと感じ全く新しいルールという印象は受けなかった。
次に、1試合が非常に長く感じた。
第一試合に関しては40分を越え、その間ライダーはステアを飛び続けなければならない。
決勝と合わせれば約70分間になる。
オフェンス側に制限がないため、トリックが成功し続ける限り無制限に続いてしまう。
これは視聴している側は非常に間延びしているように感じてしまった。
例えば、「オフェンスに1ラウンドのポイント上限などを設ける」などをすれば改善できるように感じた。
さらには大差がついてしまった場合、負けているチームがそれを返すのに同様の時間がかかってしまう。
こちらも「3ラウンド終了時点で〜ポイント差がついていればコールドゲーム」などを設定すれば良いのではないだろうか。
予め「トリックセットリストを設定」するのもいいのではと感じた。
筆者がいう「トリックセットリスト」とはトリックの難易度に応じたポイントを設定し、攻守で同じトリックを行うのではなく同難易度のポイントのトリックをディフェンスが成功すればポイント阻止、ディフェンスが失敗したら難易度に応じて設定したポイント獲得。
こうすると序盤で大差がついても逆転の要素も出てくる。
試合が長すぎることとステアを飛び続けるという観点からライダーの疲労も見受けられたように感じた。
「試合時間の短縮」「1ラウンドのポイント制限」「トリックに応じたポイント差」これらが改善すれば、より面白くなるのではと筆者は感じた。
今回はエキシビジョンマッチということもあり、次回の開催でどのようにフォーマットが変更になるのか非常に楽しみだ。
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