まだ早い??今から要チェック!!!CURRENT的ロサンゼルスオリンピック2028注目ライダーをご紹介(ストリート編) | CURRENT

まだ早い??今から要チェック!!!CURRENT的ロサンゼルスオリンピック2028注目ライダーをご紹介(ストリート編)

| 2024.08.15
  • google-plus
  • hatena
  • line

先日閉幕したパリオリンピック。
「ストリート」では女子の吉沢恋が金メダル、赤間凛音が銀メダルと1、2フィニッシュ、男子では堀米雄斗が大逆転で2連覇を達成し東京大会に続き日本勢が金メダリスト、「パーク」では開心那が東京大会に続き銀メダルを獲得し話題沸騰中のスケートボード。

一足も二足も早く4年後に開催するロサンゼルスオリンピック、スケートボード注目ライダーをCURRENT編集部的目線でピックアップ。
パリオリンピック予選に出場した日本代表ライダーはもちろん引き続きロサンゼルスオリンピックでも有力ライダーなのは周知の事実。
だが、まだ見ぬ有力ライダーも日本には多数存在することを声を大にして伝えておきたい。

「まだ早すぎる」そんな声が聞こえてきそうだが、気にせず編集部はご紹介。

今回はストリート編。

[男子]

まずは、ヤマト君。
若干8歳にして既にこの動き。
大きめのハンドレールも回しインを難なくトライし、着地後でもこのパフォーマンスは将来大物の予感。
「若い」という点だけが日本では取り上げられがちだが、ヤマト氏は既にレールへのアプローチもしっかりと重心を中央に置く動きや回し方なども蹴り出しから抜き足のタイミング、そして自分の飛ばしたい方向へしっかりコントロールしていることから、完成された動きが見られるためスキルは相当なものだ。
背丈の観点からやはり高さのあるセクションが難題となっているがこれは時間の問題と言えるだろう。
正式な大会などへの参加をしているかは現段階では追いきれていないが、間違いなく近い将来日本の、いや、世界でもトップ争いをする可能性が感じられる。




もう1人はアラタ君。
キッズスケーターはやはり背丈問題でフラットトリックを苦手としがちだが、このアラタ氏は11歳にして既にあらゆるフラットでの回しトリックを会得している。
さらにこの回しスキルをフラットだけでなくレールやカーブでも出来てしまう。
アラタ氏のすごいところはセクションでの回しアウトをする際に掛けた段階で既に体勢がしっかり決まっているところだ。
これは回しインや回しアウトを得意とする世界のトップライダーに共通している。
なぜこれが重要かというと、回しインや回しアウトは次の動きを瞬時にイメージしそのイメージを完成させないと成功には繋がらないからだ。
代表的な動きで言うとパリオリンピックにも出場した、小野寺吟雲白井空良がおそらくはっきりビジョンして
アウトのイメージを強く持っているため回しインから回しアウトに一切の躊躇、迷いがないのだ。
当然ミスした時も自分のイメージしている動き、デッキが来ていないことから回避も上手い。
アラタ氏もこれと同様の動きが見られるため今後も非常に要注目のライダーだ。
ヤマト氏同様に大会などへの参加履歴が出ていないためなんとも言えないが参戦した来た際には間違いなく面白い存在になるだろう。



[女子]

兵庫県出身のアップカマー、大西七海。
13歳にして既に国内外の大会への参戦を果たしている大西。
世界でもトップレベルな日本の女子ストリートライダーに割って入りそうな逸材。
彼女の魅力はなんと言っても攻めのメンタルだ。
スタイリッシュな見た目とは裏腹に大きなハンドレールにも物怖じすることなくしっかりアプローチできるメンタルを兼ね備えている。
もう一つ彼女の強みはなんと言っても強靭な体感だろう。
筋力だけが体感の全てではないと言うことを彼女が体現してくれているかのように、高めの落下となる着地でもしっかり中心を捉えスムーズにメイクできる。
着々と技数も増えていっており、これからの日本の女子戦線に風穴を開ける存在となる可能性が高い。



続いてはエナミコトネ。
若干11歳ながらデッキコントロールは非常に秀逸なスキルを発揮している。
非常に難易度の高いキックフリップバックテールを既に体得している。
さらにはセクションは小さいながらもトレフリップフロントサイドリップスライドも出来、これは女子ライダーでは世界でもほぼメイクするライダーはいない。
まだ着地の不安定さなども垣間見えるが、ライディングスタイルの完成はそう遠くないように感じる。
コンテストシーンにも参戦しており、北陸アマチュア大会では総合4位、女子では1位になるなど実績も着実に積み上げてきている要注目ライダーだ。




パリオリンピック出場ライダー、OQS2024シリーズ、日本強化指定ライダーとしてパリオリンピック予選に出場した男女のライダーはもちろんロサンゼルスオリンピックでも有力候補だがまだまだ日本国内、有力ライダーが続々と出てくると予想するので今後も是非CURRENT的注目ライダーをチェックして欲しい。

東京2020オリンピックを境にますます注目を集めるコンペティションシーン。 それらを横目に変わらず進化し続けるストリートシーン。 CURRENT編集部では両シーンがクロスオーバーし、加速する近代スケートボードを独自の目線で情報をお伝えしていきます。
  • instagram
  • twitter