Focus of Highlight（フォーカスオブハイライト）とはコンテストにおけるターニングポイントとなったトリックをCURRENT編集部が独自の見解で紹介するコーナー。

今回はパリ五輪予選、OQS2024ブダペストのパーク男子決勝をフォーカス。

今回「Focus of Highlight」となるライダーはこちら。

この投稿をInstagramで見る

Tom Schaar(@tomschaar)がシェアした投稿

アメリカのハイエアーマスター、トム・シャーの「キックフリップインディフェイキー」。

バックサイド540や高さのあるヒールフリップインディなどアーリーウープバックサイド360などランの中でハイスキルなトリックを数々繰り出したトム。
終盤で高さのあるキックフリップインディからフェイキーアウト、つまりスイッチスタンスで着地しそのままバランスを取ることは非常に高難易度なことだ。
約40秒間ハイエアーと着地を繰り返し、世界のトップライダーと言えど終盤は疲れに対して集中力を保つことが難しくなってくる。
そんな状況でより神経を使う回しのハイエアーからフェイキーアウトを選ぶあたりトムの高いスキルとセンスを感じた。


「バート」を主戦場とするトムならではの「パーク」スタイルでのライディングは観ている側も非常にワクワクする。

今大会で2位に入り、出場権争いをしていたジャガー・イートンをポイントで上回りパリオリンピックの切符を掴み取った。
トムのライディングをパリオリンピックでも観れると思うと今から非常に楽しみだ。

CURRENT編集部

東京２０２０オリンピックを境にますます注目を集めるコンペティションシーン。 それらを横目に変わらず進化し続けるストリートシーン。 CURRENT編集部では両シーンがクロスオーバーし、加速する近代スケートボードを独自の目線で情報をお伝えしていきます。

• 
•