約2年に渡り繰り広げられたパリ五輪予選もついに決着。
決勝直前に日本勢の出場権争いのポイント状況をおさらい。
決勝には現在（OQS2024ブダペスト前）世界ランキング2位の赤間 凛音、世界ランキング3位の吉沢 恋、世界ランキング6位の中山 楓奈、世界ランキング7位の織田 夢海、世界ランキング10位の伊藤 美憂が勝ち上がった。


パリ五輪出場には世界ランキング20位以上、かつ国内で上位3名に入ることが条件だ。
OQS2024ブダペスト大会前の状況では、赤間、吉沢、西矢が出場圏内となっている。
しかし、前回五輪王者の西矢が準決勝で姿を消し、順位も15位だったため最終ポイント302008ポイントとなった。
これは決勝に進出した時点で最低でも87278ポイントを獲得するため4番手だった中山が西矢のポイントを上回ることが確実になったため前回五輪王者の西矢 椛のパリ五輪出場は無くなった。
これによりブダペスト大会決勝前の事実上のパリ五輪出場圏内は赤間、吉沢、中山となっている。

決勝進出各ライダーのポイントをおさらいしておこう。
さらに全ライダーにパリ五輪出場の可能性があるためそれぞれの決勝の順位に応じた獲得可能ポイントを表記し是非比較していただきたい。


赤間 凛音[386771ポイント]
(優勝)646771ポイント(2位)594771ポイント(3位)563571ポイント(4位)531611ポイント
(5位)514237ポイント(6位)499033ポイント(7位)485719ポイント(8位)474049ポイント

吉沢 恋　[299748ポイント]
(優勝)559748ポイント(2位)507748ポイント(3位)476548ポイント(4位)444588ポイント
(5位)427214ポイント(6位)412010ポイント(7位)398696ポイント(8位)387026ポイント

中山 楓奈[254036ポイント]
(優勝)514036ポイント(2位)462036ポイント(3位)430836ポイント(4位)398876ポイント
(5位)381502ポイント(6位)366298ポイント(7位)352984ポイント(8位)341314ポイント

織田 夢海[209590ポイント]
(優勝)469590ポイント(2位) 417590ポイント(3位) 386390ポイント(4位)354430ポイント
(5位)337056ポイント(6位)321852ポイント(7位)308538ポイント(8位)296868ポイント

伊藤 美憂[141017ポイント]
(優勝)401017ポイント(2位)349017ポイント(3位) 317817ポイント(4位)285857ポイント
(5位)268483ポイント(6位)253279ポイント(7位)239965ポイント(8位)228295ポイント



それぞれライダーの順位とポイントを比較した場合にどうなれば当該ライダーが出場権を獲得できるか見えてくる。
出場圏外最上位の織田が優勝し、赤間が8位だった場合でも織田は赤間のポイントを上回ることがないことから赤間もパリ五輪出場が確定した。
残り2枠がそれぞれのライダーの順位と他のライダーの順位次第で入れ替わる大混戦となった。

最後の最後まで混戦のパリ五輪日本代表争いから目が離せない状況だ。

OQS2024ブダペスト スケートボードストリート女子決勝は
日本時間2024年6月23日24:00開始予定

CURRENT編集部

東京２０２０オリンピックを境にますます注目を集めるコンペティションシーン。 それらを横目に変わらず進化し続けるストリートシーン。 CURRENT編集部では両シーンがクロスオーバーし、加速する近代スケートボードを独自の目線で情報をお伝えしていきます。

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