Focus of Highlight [Tampa Pro 2024 Final] | CURRENT

Focus of Highlight [Tampa Pro 2024 Final]

| 2024.04.12
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Focus of Highlight(フォーカスオブハイライト)とはコンテストにおけるターニングポイントとなったトリックをCURRENT編集部が独自の見解で紹介するコーナー。

今回は30周年を迎えた歴史あるコンペティション、Tampa Pro2024の決勝をフォーカス。

今回「Focus of Highlight」となるライダーはこちら。

日本人ライダーとしては初、1997年&1998年優勝のアンドリュー・レイノルズ、2008年&2009年優勝のグレッグ・ルッツカ以来、史上3人目の連覇を達成し、また新たな歴史に名を残した堀米 雄斗

今回「Focus」するのはパーフェクトランのラストに決めた「ノーリーレイトフリップフロントサイドボードスライド」。

TampaProは「ラン」のみとなっており昨今のフォーマットの「シングルトリック」が無いフォーマットとなっている。
各ライダーはこの「ラン」の中に「シングルトリック」級の大技をどれだけ入れらるかという駆け引きが勝敗を分けることになる。
当然難易度の高い技をチョイスすればそれだけリスクを負うことになる。
優勝するにはフルメイクがマスト、その中にどれだけこのリスクを盛り込み、クリアするかが優勝の行方を左右するのがTampaProという伝統と歴史のある大会だ。

そんな中、「ラン」の最後に最も難易度の高いトリック、「ノーリーレイトフリップフロントサイドボードスライド」を選び見事に決めた堀米
非常に難易度の高いトリックを繋げており、集中力を維持し更には体力も消耗した状態でラストトリックを迎えることになる。
このラストトリックの「ノーリーレイトフリップフロントサイドボードスライド」は非常に繊細な動きと正確なフット&デッキコントロールを要求されるトリック。
ラストに持ってくるにはかなりのリスクが生じるトリックだが流石の集中力とスキルで見事にフルメイク、2連覇を達成。

この「ラン」は今回のTampaPro2024の優勝、日本人として初の連覇という快挙なだけでなく今後にも繋がるフルメイクだと大いに期待させる内容だと感じた。

今後の堀米 雄斗の戦いが非常に楽しみだ。







東京2020オリンピックを境にますます注目を集めるコンペティションシーン。 それらを横目に変わらず進化し続けるストリートシーン。 CURRENT編集部では両シーンがクロスオーバーし、加速する近代スケートボードを独自の目線で情報をお伝えしていきます。
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