Focus of Highlight（フォーカスオブハイライト）とはコンテストにおけるターニングポイントとなったトリックをCURRENT編集部が独自の見解で紹介するコーナー。

今回はパリ五輪予選、OQS2024上海のパーク女子決勝をフォーカス。

今回「Focus of Highlight」となるライダーはこちら。

3位となった日本の四十住 さくらが決めた「バックサイドヒールフリップインディグラブ」

四十住にとっては成功率の悪いトリックではないのだが、長期間の怪我の影響によりコンディションや実戦感覚といった部分に不安を抱えていた。
決勝でも最初のトライでこのトリックをミスした。
パリ五輪出場争いが非常に拮抗している日本代表争いの中で今大会が非常に各ライダーにとって重要になる中、最初のトリックとなる「バックサイドヒールフリップインディグラブ」を決め、フルメイクをし3位表彰台に上がったことは、今後の出場権争いにおいて非常に大きな意味を持つことになるだろう。
開、四十住、草木、長谷川、菅原、中村で争われている日本の出場権争い。
今回の四十住の結果は後続に大きなプレッシャーを掛けたことは間違いない。
そういった意味でも「バックサイドヒールフリップインディグラブ」を決めたことは単なる1トリックの成功だけではく大きな意味を持った。
さらに怪我の状態、コンディションも戻ってきているようで、オリンピックディフェンディングチャンピオンの復活は間近と言っても過言ではないだろう。

CURRENT編集部

東京２０２０オリンピックを境にますます注目を集めるコンペティションシーン。 それらを横目に変わらず進化し続けるストリートシーン。 CURRENT編集部では両シーンがクロスオーバーし、加速する近代スケートボードを独自の目線で情報をお伝えしていきます。

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